国(中小企業基盤整備機構の「補助金活用ナビ」)が案内している中小企業向けの補助金を、使い道ごとにまとめました。金額と締め切りは、それぞれの公式のページで確かめた内容です(確認日:2026年11月3日)。
- どの補助金も審査があり、不採択になることがあります。
- 補助金は後払いです。先に自分で支払い、あとから補助金を受け取ります。自己負担もあります。
- 持続化補助金と、デジタル化・AI導入補助金のいまの枠(通常枠など)は、「交付決定」を受ける前に契約・発注・購入・支払いをした費用は対象になりません。2027年1月から始まる予定のレジの類型の扱いや、ほかの補助金は、それぞれの公募要領でご確認ください。
- 締め切りや条件は、公募の回ごとに変わります。申請の前に、必ず公式の最新の公募要領をご確認ください。
1. ホームページや広告に使える補助金は?(小規模事業者持続化補助金)
小規模事業者が、販路を広げる取り組み(チラシ・広告・ホームページ・展示会など)や、あわせて行う業務の効率化にかかる費用の一部を補助するものです。
一般型・通常枠(第20回)
| 対象 | 小規模事業者。常時使用する従業員が、商業・サービス業(宿泊業・娯楽業を除く)は5人以下、宿泊業・娯楽業と製造業その他は20人以下 |
|---|---|
| 補助の上限 | 50万円。インボイス特例で50万円、賃金引上げ特例で150万円、両方で200万円が上乗せされます(最大250万円) |
| 補助率 | 3分の2(賃金引上げ特例のうち、赤字の事業者は4分の3) |
| 使える費用の例 | 広報費、ウェブサイト関連費、展示会等出展費、機械装置等費、新商品開発費、委託・外注費など |
| ホームページの費用 | 「ウェブサイト関連費」になります。これだけでは申請できず、ほかの費用と一緒に申請します。この費用で受けられる補助金は30万円(税込)までです |
| 日程 | 申請受付 2026年11月5日(木)〜 12月15日(火)17:00。申請には地域の商工会・商工会議所が出す「事業支援計画書(様式4)」が必要で、その発行の受付は12月4日(金)までです。採択の発表は2027年3月ごろの予定です |
| 申請のしかた | 電子申請だけです(GビズIDプライムのアカウントが必要です) |
創業型(第4回)
- 開業したばかりの小規模事業者向けです。市区町村などの「特定創業支援等事業」の支援を受けた日と開業日が、どちらも締め切りの前1年以内(2025年12月15日〜2026年12月15日)であることが条件です。
- 補助の上限は200万円(条件を満たすと250万円)、補助率は3分の2です。
- 締め切りは2026年12月15日です。通常枠との重複申請はできません。
公式:持続化補助金(創業型)
2. 業務のソフトや AI に使える補助金は?(デジタル化・AI導入補助金)
業務を効率よくするソフトウェア(AI を含む)の導入にかかる費用の一部を補助するものです(2025年までの「IT導入補助金」の後の制度です)。
通常枠
| 補助額 | 5万円〜150万円未満(業務のプロセス1つ以上)、150万円〜450万円以下(4つ以上) |
|---|---|
| 補助率 | 2分の1以内。地域別の最低賃金に近い賃金で雇っている従業員が多いなどの条件を満たすと、3分の2以内 |
| 申請のしかた | 事務局に登録された「IT導入支援事業者」と一緒に申請します。補助の対象は、IT導入支援事業者が提供し、事務局に登録された IT ツールだけです |
| 締め切り | 7次:2026年12月1日(火)17:00。8次(最後):2027年1月7日(木)17:00 |
| 給与を上げる計画 | 150万円以上を申請する場合と、150万円未満でも IT導入補助金2022〜2025 で交付決定を受けたことがある場合は、1人当たりの給与支給総額を上げる計画が申請の要件になります(第7回から。例外もあります) |
ほかに、インボイス枠・セキュリティ対策推進枠などもあります。金額と条件は公式のページでご確認ください。
2027年1月からは「スマートレジ類型」と「POSレジ類型」の受付が始まる予定です。上の締め切りとは別の扱いで、条件はまだ予定の段階です。公式のページでご確認ください。
3. 設備・新しい事業・事業承継に使える補助金は?
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金
革新的な新製品・新サービスの開発、いまの事業とは違う市場への進出、輸出に向けた設備投資などに使う補助金です。
いまの公募:第2回:申請受付 2026年11月30日(月)15:00 〜 締め切り 12月25日(金)15:00。補助事業のあとの事業計画の目標(付加価値・給与・最低賃金)を満たせないと、返還が必要になる場合があります。
公式:新事業進出・ものづくり商業サービス補助金
中小企業省力化投資補助金
人手不足の会社が、省力化の設備やシステムを入れるときの補助金です。カタログに載った製品から選ぶ「カタログ注文型」と、現場に合わせて入れる「一般型」があります。
いまの公募:カタログ注文型は随時受付中。一般型は第9回の公募が 2026年11月4日から、締め切りは12月下旬の予定です。
公式:中小企業省力化投資補助金
ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)
新製品・新サービスの開発などのための設備投資やシステムの導入に使う補助金です。上の「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」とは別の補助金です。
いまの公募:公募は終了しています。新しく申請する場合は「新事業進出・ものづくり商業サービス補助金」へ、と公式のページに案内があります。
公式:ものづくり補助金(ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金)
中小企業新事業進出補助金
新しい事業分野に挑戦するときの負担を軽くするための補助金です。
いまの公募:第4回の応募の受付は、2026年6月19日(金)18:00に終わっています。次の公募の日程は、公式のページでご確認ください。
公式:中小企業新事業進出補助金
事業承継・M&A補助金
事業を引き継ぐときの設備投資や、M&A の専門家に払う費用などに使う補助金です。
いまの公募:16次公募の事業承継促進枠は、申請の受付が 2026年11月6日(金)17:00 まで(厳守)です。ほかの枠の締め切りは、公式のページでご確認ください。
公式:事業承継・M&A補助金
中小企業成長加速化補助金
売上高100億円を目指す中小企業(売上高10億円以上100億円未満)の、大きな投資を支える補助金です。
いまの公募:3次公募の申請の受付は 2026年11月12日(木)15:00 までです(10月29日から延びました)。
公式:中小企業成長加速化補助金
4. 人の採用・育成・賃上げに使える助成金は?
従業員の採用・研修・処遇の改善・賃上げなどに使える助成金は、厚生労働省が案内しています(雇用関係助成金)。種類が多いため、このページには載せていません。
公式:厚生労働省「事業主の方のための雇用関係助成金」
5. 申請の前に気をつけることは?
- 補助金の事務局を名乗って、補助金を紹介・あっせんする電話やメールが出ています。持続化補助金の事務局は「個人に個別に補助金を紹介・あっせんすることは一切ない」としています。
- このページは、KARTEA が公式のページを見てまとめたものです。申請できるかどうか・対象になる費用は、公募要領と事務局でご確認ください。
ほかの補助金も含めた国の一覧は、中小企業基盤整備機構「補助金活用ナビ」にあります。いまのホームページの状態は、無料のサイト診断で確かめられます。
最終更新日: